「ねこ検定の中級・上級を受けたいけれど、過去問だけで受かるの?」
「いきなり中級は無謀?」
ねこ検定の中級や上級を受ける上で、どんな勉強をすればいいのか、初級を飛ばしていきなり中級や併願で上級を受けても大丈夫なのか。
第9回(2026年3月)を実際に受験した経験から、合格するための勉強方法や出題傾向などをまとめています。
ねこ検定の難易度とは?いきなり中級の受験は危険?
ねこ検定はいきなり中級から受験でき、どんな方でも頑張れば合格できます。
ですが、誰もが簡単に合格できるわけではありません。
何の知識もなく、「猫が好き」「長く飼っている」というだけでは、ねこ検定の合格は厳しいです。
- 飼育経験で解ける割合:体感として全体の1割もない
- 専門知識の壁: 医療、歴史、法律など専門的な問いが多く、テキストなしでの合格は困難
- いきなり中級はアリか?: やる気があれば十分!
医療系の基礎知識がある方や、日頃から猫の本を読んでいれば、一部の勉強を省略できるため、中級からの挑戦も十分に希望があります。
私はいきなり中級と上級の併願をしました。
もともとは初級からのつもりでしたが、いきなり中級から受けられることを知り、中級のテキストをみて「いけるかも!?」と思ったからです。
これはすでに基本的な猫の医療知識があったので、その分野の勉強はあまりやらなくていい状態でした。
ねこ検定は中級と上級の過去問の勉強だけでは不十分
多くの受験生が手にするであろう『公式の厳選過去問題集』。
しかし、この過去問だけの勉強では合格はできないと感じます。
過去問集は「厳選版」である
現在販売されている過去問は2年分が1セットです。
例えば、24年度・25年度が1セット100問として販売されていますが、各年度の試験から50問ずつを厳選したものです。
過去問を完璧に解けても、実力の半分も試せていないことになります。
過去問と「全く同じ問題」には期待しない
今回、実際に第9回のねこ検定(中級と上級)を受けてみて感じたのは、過去問と同じような問題は「半分あるかないか」です。
過去問で出題傾向が何となく把握できても、あくまでも過去問は過去問です。
過去問と本試験は答えが同じでも問題文が違ったり、問題内容は同じでも、問い方や選択肢の内容が違います。
たったこれだけでも難易度はグンと上がる感覚です。
ねこ検定の上級と中級の出題傾向と難易度の体感
第9回試験の中級と上級を併願して見えた、リアルな出題傾向と難易度の体感をお伝えします。
基本は「定番知識」だが、細部が重要
出題の柱は「猫の基本知識」で、猫といえばこれ!猫なら知っておかないとダメ!というような定番の内容です。
そこには必ず「細かな数字」「医療」「法律」が織り交ぜられます。
過去問を解きながら、「どこまで深く問われるのか」という出題のクセを掴むことが第一歩です。
注意すべき「出題のクセ」と日本語の読解力
さらっと読み飛ばすとミスをするので注意しましょう。
迷いが出る問題や答えの選択肢
正しい知識があっても、問題文や答えの選択肢の言い回しが過去問と違うだけで、途端に難易度が上がります。
紛らわしい問題もあり、「正しいのはどれ?」と問われても、全て正しく見えます。
一字一句を正確に読み解く注意力が試されます。
角度を変えた出題
過去問と同じテーマでも、問われるポイントが異なります。
過去問では「人物名」や「病名」を問われていても、本試験では「その著書名」「その詳細な症状や対策」などを問われることがあります。
「日本語の定義(以上・以下・未満)」の正確さ
法律問題では猫の知識以上に「日本語の定義」が重要です。
数値を覚えるのはもちろん、「〇日未満」「〇万円以下」という規定に対し、その数字は含まれるのか。
たとえば、飲酒は20歳未満禁止(20歳からOK)や改名は15歳以上(15歳からOK)で、それらの年齢が含まれますが、日数は含まれません。これと同じように正確に暗記しましょう。
テキスト以外から出る「時事問題」
テキストや過去問の丸暗記だけでは太刀打ちできないのが、時事問題の存在です。
2026年の試験でも、研究発表や社会ニュースが出題されました。
常に最新だけが出題されるとは限りません。
時事問題はその場で考えても答えは出ないので覚えるしかないです。
日頃から猫ニュースにアンテナを張っている人にはサービス問題ですが、未対策だと全く手が出ない難問になります。
特に上級は法律や時事問題の出題が少し細かいです。
- 中級:法律問題20% 時事問題10%
- 上級:法律問題30% 時事問題10%
時事問題は同じ出現率ですが、法律問題は中級20%と上級30%なので、この2つで全て点数を落とすと他が満点でも上級の合格は厳しくなります。
合格率や自己採点の結果は下記でお伝えしています。

ねこ検定の中級と上級の効率的な勉強と対策
ねこ検定 中級・上級の難易度は決して低くありません。
僕が合格するために実践した、最も効率的な勉強法をまとめます。
過去問とその「周辺知識」をセットで覚える
これが最も効率的な対策です。
単にテキストや過去問の答えを覚えるのではなく、数年分の過去問題集で「出題のクセ」を掴み、その選択肢に出てくる周辺の知識まで広げて覚えましょう。
「情報を整理する」ための自作ノート
テキストから苦手な部分を抽出し、自分だけの「ノート」を作ります。
バラバラな知識を闇雲に書くのではなく、内容を以下の「4つの分類」に整理しました。
- 【医療・生態】
病気・症状・対処法・遺伝子・習性・フードなど - 【法律】
法律、条文・罰則・裁判例など - 【時事】
話題になったニュース - 【歴史・文化】
猫にまつわる歴史・ことわざ・作家名・場所(建物)名など
公式テキスト(ガイドブック)は情報が充実している反面、知りたい項目をいちいち探し出すのは面倒です。
この「4つの分類」から過去問でよく間違える内容、自分が苦手な部分や紛らわしい項目(歴史上の人物、書物名、法律の細かな数字など)だけをピックアップしてノートにまとめました。
公式本で確認しつつ、自分のノートを見れば数秒で解決する状態です。
また、テキストは答え合わせの確認用として使い、アウトプットは自作ノートで行う。
自分で手を動かしてまとめ直す工程が、最も頭に入りやすいと感じました。
ダイソーやセリアの暗記シートとマーカー、単語帳も非常に役立ちました。
ただし、マーカーは乾きにくいので、汚さないよう注意が必要です。
暗記のコツ
暗記のコツは語呂合わせが最強です。
膨大な範囲を暗記するコツは、効率的な整理と、ちょっとしたユーモアです。
例えば、法律の条文番号など、覚えにくい数字は語呂合わせを活用しましょう。
動物愛護法 第44条(遺棄・虐待の禁止)なら、
「い(遺)き(棄)やー(4)よ(4)」
とか。
自分なりに楽しく変換した知識は、本番の緊張の中でも確実に得点に繋がります。
勉強時間とスケジュールの目安
僕に合っていた勉強方法は「過去問を起点にした反復」です。
学習時間:短期集中か、コツコツか
短期詰め込み派(私の場合): 1日2時間 × 2週間
※もともと猫の医療知識があったため、この期間で済みました。
初めて学ぶ方の推奨: ゼロから挑戦するなら「3ヶ月」は確保すべきです。
1日30分でもいいので、毎日テキストに触れて知識を定着させましょう。
私は以下のルーティンを繰り返すことで暗記しました。
①過去問を解く(毎日継続): まずは問題を解き、出題のクセを体に染み込ませる。
②弱点の「見える化」: 間違えた問題や不安な箇所を自作ノートにまとめる。
③テキストへの「逆引き」マーカー: 過去問に出た箇所を公式本で探し、マーカーを引きます。
④「周辺知識」への塗り広げ: これが最重要!
マーカーを引いた箇所の前後や関連知識(周辺知識)にも色を付け、セットで覚えます。
最後に:ねこ検定合格を目指すあなたへ
ねこ検定の中級と上級は出題範囲が広く細かくなります。
過去問はあくまで「傾向を知るための補助」と割り切り、テキストの隅々までワクワクしながら読み解くこと。
まじめに勉強すれば受かるので、余裕をもってコツコツと勉強をするといいでしょう。

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